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鎌倉の穴場カフェ・在りし日の大銀杏にも会える鶴岡八幡宮のミュージアムカフェ

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鎌倉のアイコン的な存在と言えば鶴岡八幡宮ですが、その敷地内に鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムという文化交流施設とカフェがあります。

鶴岡八幡宮の三の鳥居の横にも風の杜というカフェがありますが、今回はこちらではなく、もう少し奥に入ったところにある鶴岡ミュージアムに併設された『ミュージアムカフェ』の紹介です。

三の鳥居をくぐり、本殿に向かって左側に「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」の入り口が見えてきます。

そこから鶴岡ミュージアムの敷地に入ってすぐ右側にある平屋がミュージアムカフェです。

1951年から65年間親しまれた神奈川県立近代美術館が2016年に閉幕し、2019年6月に鎌倉文化館鶴岡ミュージアムとして新たに開館されました。
それに続いて10月に隣接するミュージアムカフェがオープンしました。

鶴岡ミュージアムで開催される展示などは入館料がかかりますが、敷地に入る分には料金はかからないのでミュージアムカフェも普通のカフェのように気軽に利用できます。

シーズンや時間にもよりますが、意外とスンナリ入れることが多く、こじんまりしているので静かに休憩したい時におすすめです。

 

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店内奥には大きな木の切り株が。。。

これは2010年の強風で倒れてしまった大銀杏の一部です。

大銀杏は八幡宮社殿の石段横に立っていた大きな銀杏の木で樹齢1000年と言われていました。

大銀杏が倒れてしまう以前、野生のタヌキが高さ30m太さ7mはあると言われていた幹に開いた穴の中に入って行くのを見たことがあります。
あれが巣穴だったのかは定かではありませんが、大銀杏の幹の上を移動しているタヌキを何度か見かけました。

その大銀杏がある日突然倒れてしまった時は悲しかったです。

同じ想いの方も多かったようで「芽吹きを祈る記帳所」が境内に設けられた時には、1か月半で6万人が記帳に訪れたそうです。

そんな愛され大銀杏がミュージアムカフェに展示されることになり、在りし日の大銀杏を懐かしむことができるようになりました。

展示されているのは一部ですが、それでも一目で大銀杏の雄大さを感じられるのではないでしょうか。
カフェ内には昔の大銀杏の写真も展示されています。

大銀杏が生えていた場所には、現在大銀杏のヒコバエ(樹木の根元や切り株から生えてくる若芽)が育っています。

その横には再生可能な高さに切断された大銀杏の樹幹が据え付けられて根付いています。

どちらも御神木としてお祀りされているので、カフェと一緒にこちらもぜひ訪れたい所です。

鎌倉鶴岡八幡宮と大銀杏

鎌倉鶴岡八幡宮は源氏の氏神様として源頼朝によりお祀りされ、ここを中心として鎌倉の街が造られて行きました。勝負の神様ともいわれています。

大銀杏には鎌倉幕府三代将軍 源実朝暗殺事件の時の「公暁の隠れ銀杏」として知られていたという話があります。

公暁(鎌倉幕府2代将軍 源頼家の子。当時20歳)が銀杏の樹の陰に隠れて実朝を父親の仇として暗殺したという伝説ですが、当時の資料には銀杏についての記述はなく、この話が書かれたのは江戸時代になってからのようです。

でも大銀杏は樹齢1000年と言われていたのでそのような伝説を含め、私たちが日本の歴史として今となっては本やドラマで見聞きするしかできない話を実際に見てきたと思うとすごいですよね。

ミュージアムカフェのメニュー


そんな鎌倉の歴史に思いを馳せながら一息つけるミュージアムカフェのメニューは軽食とスイーツです。
がっつりお食事処ではないですね。あくまで休憩処といったメニューです。

入り口にあるタッチパネル式のメニューからオーダー。あとは呼ばれたら取りに行くセルフサービススタイルです。

注文機器は直感的に操作できます。

カードも使えるのでオーダー時にいちいち「すいませ~ん」と店員さんを呼ぶ手間が省けて良いと思うのですが、お年寄りにはどうなんだろう?うちの親だったら1人では使えないかなぁと言う印象はあります。

親切な店員さんがいるので分からなかったら遠慮せず聞いた方が良さそうですね。

 

今回は軽食と紅茶を頼んでみました。

パンがサクサクで美味しいです。

紅茶は白檀にしました。

初めは香りが分からなかったのですが、口に含んだ時にスゥっと鼻から息を吸うとほんのり白檀のいい香りがします。

白檀は癒し系の香りですが香り過ぎるとうっとうしくもあり、その点こちらの紅茶は控えめな香りです。

周りに「あの人白檀飲んでるわ」と思われることも無くいただけるので丁度良い香り加減かなと思います。

 


八幡宮のかわいい鳩マークが刻印されています。

この日はオープン記念と言うことで、食パンをプレゼントしていただきました。
最近の流行りに乗って、普段はフワフワ系の食パンが好みでサクサク系はイマイチに感じてしまうのですが、こちらの食パンはサクサク系ですがトーストにしてもとっても美味しかったです。

お店で食べたホットサンドにも使っていて、確かにこのサクサク感はホットサンド向きだなという美味しさでした。

 

お手洗いは。。。

お手洗いは店員さんに声をかけると個室トイレのカギを渡されますので利用時は声がけをお忘れなく。


トイレ個室のキー。和風な房が鎌倉っぽいです。

 

お店データ

平屋で決して大型の店舗ではありませんが、店内は開放感のある作りで大きな窓からのんびりと文華館の緑を眺めながら一息つくのも季節を感じられステキなひと時を過ごせます。


窓側席からの眺め。人影もまばらでゆっくり落ち着けました。

 

営業時間 午前10:30~午後5:00
ラストオーダー 午後4:30
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
電話 0467-84-8993

 

おまけ


鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムがオープンしたての初夏に尋ねた時はミュージアムカフェはまだオープン前だったのですが、同じ敷地内の平家池がきれいでした。

 

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